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WELCIA STORY

ウエルシアSTORY

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薬剤師の在宅訪問がつないだ命

2026年9月11日

※本記事は、患者さまの了承をいただいて掲載しています。

3月のある日、在宅訪問指導を開始するためにウエルシア神栖波崎店の薬剤師二人が患者さまのご自宅に訪問した際の出来事です。朝9時頃にお宅に到着して、患者さまとその奥さまと居間で今後の在宅訪問指導について話合っていた時に、それまで笑顔でお話を聞いていた奥さまが、突然ちゃぶ台に前のめりになって意識がなくなりました。

抱きかかえてお声掛けしても反応はなく、持病や常用薬もわかりません。患者さまのバイタルチェックのため常時持参している血圧計をあてても反応はなく、脈も止まっていて計測ができません。AEDも近くになく、一人が119番に通報をしながら、もう一人は奥さまを寝かせて、すぐに胸骨圧迫を開始しました。

圧迫を交替して行いながら他のご家族の方と連絡をとり、心臓に持病をお持ちであることがわかりました。
胸骨圧迫を続けていると、通報から10分後に救急車が到着。居間まで誘導した救急隊員の方がAEDを使用した二次救命処置を始めるなか、ご主人の背中をさすりながらお声掛けをかけ続けました。

その後、病院へと向かう救急車を見送りながら、連絡がとれたご家族に搬送された病院をお知らせし、その場に残されたご主人がおひとりで困らないように、確認した別のご家族の連絡先に必要に応じて連絡する旨をお伝えしてから、お宅を後にしました。職場の薬局に戻ると、ご主人を担当するケアマネジャーさんに連絡し、ご主人への対応を依頼しました。

仕事を終えて帰宅してからも、二人の薬剤師は、自身が行った処置が最善であったのか考えながら、よく眠ることができない夜を過ごしたそうです。翌日は奥さまの容態について気になりながらも、何か怖くて聞けない心境で過ごしました。訪問日から2日後、奥さまが無事であったことをケアマネジャーさんより知らされたときは、嬉しさと安堵の気持ちで満たされました。

ひと月が経過したある日、社会復帰された奥さまが薬局にお越しになり、「命の恩人です。どうも有難うございました。」とお言葉をいただいた時には、感極まって、思わず奥さまと固いハグをしてしまいました。
奥さまは、その後、この薬剤師のかかりつけの患者さまとなり、今も月一回心臓のお薬を取りに来てくださっていて、普段の生活を送られています。

救命活動を行ったウエルシア神栖波崎店の薬剤師

救命活動を行ったウエルシア神栖波崎店の薬剤師

二人の薬剤師は、救命講習を受けたことがありましたが、実際にそれを施すのは初めてでした。心肺蘇生を行った際には、「何とか戻ってきてほしい。」、「助かってほしい。」の一心で、懸命に処置をしたことが一人の方の命を救う結果につながりました。

お薬の指導のために行っている在宅訪問で、こうして人命救助のお役に立つことはよくあることではありません。
もちろんこうした事が起こらないことに越したことはありませんが、地域とそこにお住まいの患者さまの日常に寄り添い、サービスを提供し続けていくなかで取ったとっさの判断とその行動に、ウエルシアの薬剤師の逞しさと勇ましさを感じた出来事でした。

この件に関わり、地元の消防署より表彰をされました。

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